たしかに、現地の人たちにお金やモノをあげれば、いったんは暮らしが良くなるかもしれません。でも、例えば、「働いてお金をもうける場所がない」だとか、「商品をつくってもきちんとした値段で買ってくれる業者がいない。」など、現地の人たちの暮らしを厳しいものにしている根本的な原因を解決しない限り、援助をやめてしまえば彼らの暮らしはまたもとに逆戻りしてしまいます。それどころか、暮らしの中に援助がどっぷりと根をおろしているために、いざ、援助がなくなってしまうと昔の暮らしにすら戻ることができないという状態さえひき起こしかねないのです。
「現地の人たちの自立をまず第一に目指す」というフェアトレードの考え方は、このような対処療法的な援助だけでは、途上国の問題を根本から解決することはできないという反省から生まれました。
上からの視点でお金やものをあたえるかたちの援助ではなく、現地の人たちが自分の手で問題を解決していくことを重視し、そのためのサポート役となることを目指すフェアトレードの発想は、国際協力を考える上でとても大事です。
【フェアトレードとはの最新記事】


